小顔整形
バッカルファット(こめかみ~頬骨下に存在する脂肪塊)を摘出することで、頬骨下の脂肪による膨らみを治します。脂肪を除去することにより、小顔効果があります。
症例画像
バッカルファット除去 症例A
効果として小顔になった、細くなった、大人びたという印象です。
バッカルファット除去 症例B
頬の脂肪吸引後、バッカルファットが目立っていたので切除した症例です。一回り顔が小さく見えます。
手術の解説
1.切除するバッカルファットの位置
右のBと印した部分がバッカルファットです。口の中の粘膜を小切開して、剥離しバッカルファットを包んでいる被膜を見つけ出し、それを裂いてバッカルファットを引き出し切除します。脂肪吸引とは要領が異なります。
料金
表示金額は税抜き価格となっております。
バッカルファットはクリニックによって費用の差が大きいものの一つです。これはあまりポピュラーでない手術であること、口の中の見えない部分の切開であることなどが理由と言えます。
手術項目 | 金額 |
---|---|
バッカルファット除去 | ¥250,000 |
よくあるご質問
医学コラム
バッカルファット除去と頬脂肪吸引の適応の違い
左の写真のように、奥歯横にタコ焼が詰まっているような、頬骨下の限局した膨らみの場合はバッカルファットが適応となります。一方、右のように広い範囲でぽっちゃりとした下膨れ、平安調なフェイスラインの場合は頬脂肪吸引が適応となります。
バッカルファットの経年的な下垂
バッカルファットはコメカミの部分から徐々に降りて加齢による容貌の変化をもたらします。しかしブルドックの様な頬の弛みはバッカルファットそのものではないです。
フェイスリフトの際のバッカルファット除去
フェイスリフトにおいて薄い被膜越しにバッカルファットが透けて見える症例があります。このような場合は、鈍的に剥離して被膜を裂いてバッカルファットを適量切除します。
バッカルファットは顔面神経より深いところにあるので、神経損傷のリスクが念頭に浮かびますが、バッカルファットの大きい症例は表層に近いところまで来ているので透けて見える部位から引っ張り出す限り神経損傷はないと言えます。
またこの部位の顔面神経は、頬骨枝・頬筋枝となりますが交通枝が発達しており万一若干の神経損傷が来てもリカバーが利いていると言えます。
バッカルファット除去は腫れるのか、腫れないのか?
粘膜切開の傷の長さ、バッカルファットに到達するまで組織の挫滅が少なかったか、キチンと止血処理したか等で変わりますが、術後翌日~4日間までは割と腫れて、丁寧な手術であったなら1週間でまあまあ落ち着く、雑な手術であったなら2週間くらい掛かるというのが目安です。そして1ヶ月経てば効果を実感します。しかし微妙なところまでの完成は3~6ヶ月要します。
微妙なところとは開口時に凹みが生じて「ムンクの叫び」を想わせる恐い顔の時がある等です。しかし組織の改変とでも言いましょうか、しだいに馴染んでこの凹みは数か月までに解消して行きます。
バッカルファット除去時の合併症
粘膜切開部の近くに唾液腺(耳下腺)の開口部があります。また顔の深部ですから静脈は明らかに太く、乱暴な手技で損傷すると結構な腫れの原因になります。
なお、顔の顔面神経はバッカルファットより外側にあるので通常は損傷することはないと言えます。