出版物

ヤスミクリニック院長・木村知史の著書紹介です。

ヤスミクリニック 木村知史美容整形はドクターで選べ 誰も書かなかった美容整形の真実とは…。

木村知史 著 出版社: シーエイチシー(改定版も販売中) amazonで購入
美しくなりたい。人生を輝きたい。読者サイドに立ち、メリットデメリットを分かり易く解説した美容整形のバイブル。
~あとがき~ 私に「先生は何がご趣味ですか?」と聞かれる方がいます。すると私は「美容整形です。」と答えます。 それほどに、この仕事は不眠不休でもいくらでも続けることができます。そして生きる上で至福の時と感じるのは、この手術を行っている時と言っていい位です。 たぶん脳からアルファ波が発せられているのでしょう。精神統一され、画家がキャンバスに向うような高揚感に包まれるのを感じます。 昔、私が美容外科をやりたいと人に初めて話したのは、医学生の頃ですが、先輩や親から随分反対されました。 理由として言われたのは、医者はもっと尊い仕事をやるべきで、人の命を救ったり機能を回復させたりする方が大切だ。何人もの患者さんの死を見取って医者は1人前になれるのであり、テクニックばかりに走る美容整形医は医者じゃない。などと言われました。 確かに自分としても医者らしい生き方にも憧れました。 ただ、私は医師としてどんなコースを通ろうとも、最終的に美容外科をやる医師になるような気はしていました。 卒業前に同郷で美容外科学会(大森系)の理事のE先生に相談しましたが、やはりこの先生も諸先輩と同じく、最初からテクニックに走るのはダメだとのご意見でした。最終的にこのE先生のお奨めで美容外科の医師になることを念頭に置きつつも、大学病院の整形外科に入局しました。後にこの整形外科に絡めた麻酔と救急医学も一応は修得できたことは今でも良かったと思っています。 整形外科をやる傍ら、医師国家試験直後、医師1年目の最初から、大学病院などのオフ日は、ほとんど美容外科クリニック通いを続けました。そこで術後に綺麗になって喜ばれる患者さんを見るにつけ、この仕事も命や機能を扱う医学と同じ位やりがいが持てるから、これをライフワークにしようと決意しました。それは医師になって4年目のことでした。 しかし、毎週通っているのに、決意が4年目まで伸びたのは、私も一般の方が少しは思っているのと同じように、美容整形を何か悪いもの「うさん臭いもの」という見方で観ていたからと思います。 今でも心の片隅にそういう気持ちが僅かに残っているような気もします。 よく言われる「親からもらった体を・・・」という日本人の倫理観からして美容整形は必要悪なのかも知れません。しかし必要性を認めそれを望む患者さんがいる限り、医師も必要なわけですから、それに私がなっても良いのでないかと自分を諭したこともあります。治療を受ける患者さんが心にわだかまりがあるままに治療に踏み切っているのと同じく、私も精神的な自己矛盾を抱えながらも、美容外科に磁力のように引かれてこの道に入ってしまったというのが実情です。この分野に対する業(カルマ)が自分にはあるのだと思っています。 自分の倫理観と美容整形の仕事の間に僅かな精神的矛盾を抱えながらも、ひとたび診療が始まるとその矛盾が消退してゆき、手術中は芸術に魅了されるように憑かれてしまう感じです。 芸術とは故岡本太郎氏によれば爆発であり、著書を読んだ記憶では、パラドックスを内在しているようなものが、芸術のあるべき姿と評していたと思います。 私にとっての美容整形とは、そういった芸術活動と言えるのかも知れません。  
老けたくない―最新アンチエイジング美容医療

老けたくない 最新アンチエイジング美容医療

木村知史 著 シーエイチシー amazonで購入
アンチエイジングの治療分野は、数々の新しい医療を生み出し、飛躍的な発展を遂げた。本書では、美容外科、美容皮膚、美容内科、理学療法・運動療法・食事療法などからのアプローチや、その他の療法を紹介する。