美容外科医師は目の前の女性を如何に綺麗に出来るかへの誘惑が必須
3日前、コンビニで偶然見て驚きと嬉しさで、悟空とベジータの載った弁当を買いました。しかし『ドラゴンボール』の連載が終わって18年経つのにまだ世界中で人気は衰えず、作者の鳥山明さんの天才性には脱帽の思いです。
前作『Dr.スランプ』がジャンプに連載開始されたのが昭和55年初頭でしたが、初連載時の連続2話を見た時に、アメコミ風のズバ抜けた絵の上手さ・話の面白さに、漫画家になりたいと思っていた私は「漫画とはなんて素晴らしいんだ。」というやる気を奮い起こさせたのと同時に、「鳥山明という人には自分は絶対に勝てないだろう。」との大きな失望も覚えました。ただ鳥山さんの超一流の才能に大分及ばなくても漫画雑誌には自分と同程度の才能の人たちが連載を続けているから、自分もきっと入り込めるとの思いは持ちました。
しかし10ヶ月後に3回目の投稿でも月例新人賞にさえ入選に至らず、このまま頑張っていつかデビュー出来ても10年はおろか2,3年で消えた人たちと同じ運命を辿ると予感して漫画家を目指すのは諦めました。
けれども今、美容外科医師を続けられて本当に良かった思います。鳥山明さんは天才であっても恋愛ものは苦手と観ていますが、私はそっちは多少才能は有り少年誌において女の子を主人公にして1作は描けた別の未来があった予感はします( “ストップ!! ひばりくん!” とか “いずみちゃん グラフィティー” のような)。
さて美容外科医師は外科の基礎トレーニングを必須とするより、目の前の女性を如何に綺麗に出来るかへの誘惑の感情が土台として必須です。過去学会では「美容外科を見よう見まねでやっている奴がいる(こんな奴は排斥だ!)」と聞いて来ましたけれど、その見よう見まねの若手医師が、いつか本物になり実に綺麗な手術をやっているのを患者さんを通じて目にしてきたので、私は美容外科を目指す医師は持って生まれた才能と心構えが問われるのであって、経歴はさまざまであって良いと思います。