「やあやあ十仁系の大御所、木村先生!」(美容外科学会)
第33回美容外科学会が10月7、8日に京都でありましたが、その懇親会の際、札幌の新富先生にご挨拶した時に、題目の言葉を言われたものです。私はマイクロサージェリーの新富先生ということで平成元年から存じていましたし、美容外科学会(JSAPS)でも講演の演者の先生に厳しい意見をする恐い先生というイメージがありましたので、気さくで且つ丁重なご挨拶に驚いてしまいました。また「十仁系の」とハッキリ言われた事や「大御所」と言われた事にも戸惑いも感じたのですが、案外、新富先生の世代は、十仁系の大御所の安見正志先生の記憶が残っているでしょうから、それとダブってか?と思いました。会話自体は短かったのですが、二つの学会の統一についてです。新富先生は前向きでした。そして「木村先生にも何か良い考えがあったら宜しく。」と締めくくられました。・・・無理との諦念に達していた私ですが、やはり何とか出来ないかなという気持ちになりました。
またこの第33回美容外科学会は皮膚科色が強くてレーザー・フィラー・ボトックスの演題が多く、痩身目的の脂肪吸引はゼロ、豊胸バッグの演題は1題、顔面骨は2題だけでした(うち1題は顔面骨を削っても大して変化せず、むしろ目でも大きくして顔を小さく見せるか?でしたから趣旨は違いますが)。
美容外科学会というより美容皮膚科学会の色合いが濃くなったかんじでしたが、私はレーザーとボトックスの使用法の最近の進歩について目を見張るものがあると感じました。