東北関東大震災:検死(身元確認)と美容外科
東北関東大震災の犠牲者の身元を確認するため、全国の歯科医師会が歯型照合を行える歯科医を被災地に派遣する意向です。遺体の身元確認には、歯の治療痕などを生前のカルテと照合することが有効で、先の大戦後、ヒトラー南米逃亡説等を否定した決め手は焼死体の歯型でした。
歯型以外の身元確認に生体インプラントも有用です。以前、整形外科学会広報室ニュース(毎月刊行)にラッシュピンが通された骨接合術後の鎖骨の画像が掲載され『身元確認に御協力を』とありました。
美容外科でも以前、知り合いの警部補から電話があり、「検死で顎にシリコンが入ってた遺体があるのだが、そのシリコンみれば絞れないかね?」と言うので「持って来い。」と言って見たことがあります。しかし見たら既製品をほとんど削ってない小さめのシリコンでしたから、「これでは絞り難いね。流れ作業的に手術をするような美容外科クリニックで受けたんだと想うけど。」と言いました。しかし例えば、大きめのL型台付シリコンやカスタネットのようなシリコンなら銀座美容外科の森川先生が確定! 鼻のⅠ型シリコンの背側が多数の小さな局面で削がれている・・・高須クリニック系。抜いた豊胸シリコンバッグの裏に“sevin”と刻印あれば、ナグモクリニックかなあ?等との話は可能なものです。