徳洲会の選挙違反:反TPPだから摘発なのか?
徳洲会の選挙のやり方は今に始まった訳でなく、前の衆議院選挙の時もそうだったし、徳田虎雄先生が議員だった時も同様だったと読みます。しかし今、何故大々的な摘発かと記事を読みこんで行きますと、“徳田毅議員が反TPPだから!”との記事やコラム、ブログがあります。
TPP参加は貿易立国である日本に総じてプラスなものと私は考えますが、何分アメリカ主導で、日本においては電機・自動車など輸出産業においてはプラスでしょうが、農業・漁業にはマイナス、医療には混乱、また金融・流通・投資・労働環境に是非はともかく変革をもたらすでしょう。徳洲会はその立ち位置から反対の立場ですが、それが理由で選挙違反摘発→議員辞職を狙っているなら大いに遺憾です。
昨日たまたま青年医師と話す機会がありましたが、徳田議員辞職の可否はともかく徳洲会が特定医療法人として税制上の優遇を受けているのを廃止される事は無いのではないかと私は観ています。私が茅ヶ崎徳洲会総合病院在職中も基幹病院でありながら43億円の売上から経費を引いたら利益3億円しか残っていなく、その3億円を農村・離島・僻地の徳洲会病院へ回してたのを知っています。特定医療法人を否認されれば田舎にある徳洲会病院が立ち行かなくなります。
さて、日本は過去160年程、アングロサクソンと仲良くしていた時が上手く行っていた時で、袂を分かてばルーズベルトやハル国務長官の罠に嵌められ、敗戦で莫大な損失を被った事は忘れられません。しかし今はやはり現実的判断でアメリカと共存共栄、英米関係に近いものを模索するしかないと思っています。