タレ目形成(グラマラスライン形成)

女性は目が大きい方が魅力的に見える場合がほとんどです。
それで上(二重・挙筋短縮:開瞼度UP)、内(目頭切開:やはりZ法が一番優秀)、外(目尻切開:ほんの少しだけ変化)、タレ目(グラマラスライン形成の言葉と同じこと)。これらを駆使して目を大きくするのですが、本日は又、タレ目形成について書きます。タレ目形成(グラマラスライン形成)
私の術式はジョーンズ変法となるのですが、利点は後戻りが少ないが最大の優位点で、また大きな変化も可能ということです。表から瞼裏に近いところにある瞼板筋に到達するので、上瞼なら全切開手術に似た利点を得られる訳です。
欠点は腫れが強くなり易い。これも全切開手術に似た欠点ですが、下瞼はしっかり圧迫固定を出来ますので、私もこの10年余りは術後に皮下内出血は軽くて済むような結果を出しています。「しっかり圧迫固定」が単に紙テープ数枚貼付では術後ケアとして全然足りないですね。

術後にこの手術特有の合併症はないのですが、目の縁のカーブをどう作り上げるかは予め患者さんからご希望をよく聞いておく必要があります。
基本的に黒目の下~目尻に掛けての下瞼の縁を下げるのが患者さんに好まれるものです。
これを黒目の下を中心に下げると三白眼になるのですが、稀にそれを希望される人がいます。この時「何故ですか?」と尋ねると、スマホを出してはネットで拾った画像を次々に見せてくれるものですが、白人の目または中国美人が多いです。中国美人は近寄り難いくらいの完璧な美人が多く、目のイメージも冷たい感じです。例えばファンビンビンです。
私も10年以上前にファンビンビンの写真を初めて見せられたときは妙に感動したのですが、整形はバランスなのでファンビンビンの目が誰にだって似合う訳ではないので、美的なバランスでおかしなご希望をされる人には当日は予約はお断りして家でよくよく考えるように言っています。