大阪「白壁美容外科」で笑顔で歓談、身に余る光栄

 しかし白壁理事長に直接お会いする寸前まで心配でした。実は私は医師3年目の平成元年5月の時ですが、JSAPSの某先生から直接面と向かって、物凄く侮蔑的な言葉を吐かれた事がありました。尤もその先生のお気持ちはよく分かります。JSAPSの正会員なら誰だって、当時の私のように整形外科をやっていて「研修医の2年目から月4~6回美容外科に非常勤で通って埋没法ばかり手術しています。 」と聞けば不愉快になるのは当然の事と理解出来たからです。十分説明する時間もなければ単なる金儲けの興味本位のバイト医と捉えてしまいがちでしょう。
 ですから副院長だった河田先生への事前の根回し、白壁理事長への私の美容外科に対する真摯な気持ちが伝わるお手紙で何とかなるか?と思いつつも、やっぱり不安でした。それは白壁美容外科訪問時の私は美容外科学会は2つとも入会してるにせよ、先に入ったのも先に学会発表したのも十仁系で、傍から見る限り、十仁整形系に見えるのは当然で、大森形成系(JSAPS)の大御所の白壁武博先生は、それをやはり快く思わないのではないか?白壁美容外科訪問も事務的で冷たい対応になる可能性もあるし、そうなっても仕方ないと腹はくくっていたものでした。
 しかしそれは結果的に杞憂でした。私が奥のカウンセリング室に行きますと白壁理事長が笑顔で迎えて下さいました。そしてカウンセリング見学、白壁式ケタミンドリップ麻酔による豊胸OP見学、そして絶対にご多忙の筈なのに理事長室での2時間近い和やかな歓談は、当時海の物とも山の物ともつかない様な私には身に余る光栄でした。(続く)