肩幅を狭くする鎖骨短縮術

肩幅狭くする鎖骨短縮術 本日もこの手術を行いましたが、これは平成15年から行っています。たぶん私が日本で初めて行ったのだと思います。
この手術は昔、整形外科外来で鎖骨骨折で来られた人が短縮転位を生じて肩幅が狭くなっているのを度々見てきましたから、これを整復せずにそのまま骨癒合させたら性同一医性障害の人に喜んでもらえるだろうとずっと思って来たものです。

肩幅を狭くする(鎖骨短縮)鎖骨骨折自体は昔はプレートで留めていましたが、湘南鎌倉総合病院勤務時代に部長の発案で、レントゲン画像にある両端に螺子の付いてある髄内釘を使って固定するようにしてきました。これはプレートより固定が強固で金属を皮膚から殆ど触れず、傷もプレートよりは小さく、1~2年後に髄内釘を抜く際は後方約1cmの切開で抜去出来るなど利点が多いので、専らこれで行っています。