令和を嬉しく思います / クリニック診療への気構え
令和の時代に入り、各地で喜ばしい報道がされています。
私も4月に「令和」と聞いて瞬時に感銘を受けたことを以前のブログに書きました。
本日も同じ気持ちです。
昭和から平成に移る際は、昭和天皇のご崩御と重なり(私の記憶では亡くなったのが昭和64年1月4日頃、いわゆる葬儀に相当するのが1月末だったと思います)、今回のようなお祝いムードは無かったものでした。
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昭和とは激動の時代でした。
明治維新(1968年)後に日本が世界で類を見ないほどの躍進(日露戦争の辛勝:1905年)後に、その後の発展で国策を誤り、敗戦(1945年)で明治維新後に得たもの全て失いました。
米国の占領政策では当初は、二度と米国に刃向えない弱小国として、工業製品もせいぜい自転車が輸出できる程度にされるはずで、敗戦後の数年間は国民は貧困に喘いでいました。
それが息を吹き返したのは、東アジアで共産主義勢力と米国の鬩ぎ合いが起きたので、日本が米国の勢力下で米国の覇権維持のために強国となってもらう必要があったからです。それに関しては個人的には私はソ連の存在や中共革命(1949年)を有り難かったとの思いがあります。
戦後の米国の従属下に経済発展に邁進して行った国策は非常に賢明で、昭和が終わる頃はバブル経済と呼ばれ「ジャパン アズ ナンバー1」との著書がベストセラーになったりしていました。
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平成は早々にバブル経済が弾け、日本経済は失われた20年と言われるほどでしたが、私木村にとっては研修医を終え躍進の時代で、整形外科医師・美容外科医師として目を見張るほど活躍したと思います。
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昨年秋から、平成も来春で終わると知って、『私木村も落ち着く頃か?』と漠然と思ったりしていましたが、「令和」と聞いて、この響きに心を揺り動かされる衝動を覚えますので『落ち着く(隠居に向かう)』気になれないです。
「令」という字に『美しさ』や『凛としたもの』と感じますし、『和』は私にとっては史実として思い入れのある昭和を想い起こさせるからです。
幸い私は、まだ若々しいと思います。外見もそうですが、41歳で開業した頃の自分とさして変わらない気力・体力を維持できているように思っています。
以上、令和の時代も宜しくお願い致します。