オトガイ神経は下顎骨の中のどこを通るか

オトガイ神経が入っている下歯槽神経管 レントゲンを撮っても神経そのものが写ることはないですが、神経が中を通っている下歯槽神経管はストロー程度の太さで緩いカーブをい呈して下顎骨の中を通っているのが分かります。
 美容外科医師は術前にこのレントゲンをよく見て、どの位まで骨切り、骨削りをしても安全か確認します。
 なおこのレントゲンは、臨床応用局所解剖図譜(医学書院)から載せさせて頂きましたが、特殊撮影で下歯槽神経管を上手く見え易く写しており、実際はもう少しは不明瞭にしか見えません。
 だから術前のカウンセリング時にレントゲン撮影して、患者さんに説明する際、我々医師には下歯槽神経管が見えても、患者さんに「この管が神経の通り道ですよ。」と言っても、本当はよく見えてない患者さんが半分以上なのかと感じます。この件に関して色々質問してくる人が余りいないからです。(続く)