NHK島津有理子アナ→10月から医学生 / 発信力に期待
「島津有理子」で検索すると元々は東大理Ⅱの入学ですね。理Ⅱは当時から医学部医学科へ10名進学振り分けで行けました。彼女は高校も名門の女子学院ですから案外これを狙って理Ⅱ狙いじゃなかったんでしょうか?
こんなことを書くのは私は大学受験を意識した中3(高3じゃなく“中”なのは、3つ上の兄の存在)からエール出版の「私の東大合格体験記」「私の医学部合格体験記」を1974年版から数年間は買って読んでいましたので、文中に「理Ⅱの入学者の中に少なからず医学部×東大に憧れるが理Ⅲじゃ落ちそうなのでという動機のものが居る。」「しかし進学振り分けのため良い成績を競うのが初めから理Ⅲに入る以上に大変。」「進学振り分けで医学部医学科に行けず、退学して医学部を再受験する者がいる」などという文章を幾つも読んでいます。
そして理Ⅱの学生の多くは医・薬・理学部(生物系)・農学に進学振り分けされて進むところ、島津さんは敢えて経済学部へ進学していますから、『医学部医学科に進めなけりゃ経済学部の方が良い』という名門受験校的思考だったのではないでしょうか?
と書きますのは、私の高校の近所の先輩など国立医学部と中大法学部の受験「私立医学部は親に金がないから、私立の場合は中大に入って将来は弁護士(中大法は昔は今以上に名門で司法試験の合格者数では東大と1、2を競う)」でしたから(尤も無事、医学部合格)。
報道では島津さんは10月から医学生とありますから、「医学部 編入 10月」で検索すれば『東海大学医学部1年次編入』が見つかります。そうだとすると、卒業時は50歳です。
これをどう見るかですが、現場であくせく働く医師となるには遅すぎます。
専門医を取得するのが57歳くらいになりますし、日勤・当直・日勤の36時間連続勤務など労基法逸脱の過重労働が続けられますか?となるのですが、私は島津さんのNHKで培って来た発信力に期待します。情報発信は70歳過ぎても十分行えます。
一般の医師は多忙なのもあるし、元々受験勉強・医学勉強・臨床医の仕事で忙殺されて言いたいことを訴える暇がないし、効果的に主張するノウハウを持っていない人が大半ですから、島津さんが一流の臨床医になることには期待しませんが、医療現場を分かった上で、医療の世界を効果的に情報発信する人になって欲しいです。