お笑い芸人が美容外科高須クリニック院長をNazi呼ばわり
ネットのニュースを見ていたら画像の様な記事が目に留りました。
たぶんですがNaziが何たるか殆ど知らずに刺激的な言葉で注目されるのを狙っただけと思います。
私は高校1年の時にDeutsch第Ⅱ帝政の歴史書を読むのに傾倒し、続いてWeimar、Nazi時代の専門書も読み、日本人としてはこの辺が何たるかをかなり知っている一人だと思っています。
今、NaziをJaかNeinか二択を迫られれば、まあNeinですが、それは現在から顧みての事で、当時のWeimar期の混乱の体験者からすれば、「よくぞ大不況を克服し、 Sudetenland や西Preußenの奪回、また西欧戦役も目も眩む様な勝利を果たしてくれた!」等と泣いて喜んだ事もあったように評価がかなり異なります。
私が高1の頃(1976年)に出版され読んだ本では、西独の老人の間では「今はBrandt首相が頑張っているが、戦前はHitlerが私たちを良くしてくれた。」等と肯定的な評価をする人が少なくない(加藤雅彦著)との記述があります。
さて、Naziの犯罪として最も大きく取り上げられるのはHolocaustで、今のDeutsch政府の公式表明でもJudea人600万人が殺害されたことにしてありますが、私にはこの辺がよく分かりません。分っているのはIsraelへの深い謝罪で米国の援助を引き出した事です。
人種とか血統だけで排斥が疑問なのは、当時の空軍のNo.2は父が Judea人、親衛隊もNo.2は祖母がJudea人と関係者は皆知っていた訳ですが、重用され大活躍している史実や、Hitlerにさえ戦前はJudeaの系統が否定されておらず、父の前姓からCzecho系か?とあったのに全く問題視されてない事です。
また独波戦の後で戦争孤児になったPoland人の幼子の中には金髪・碧眼の子供が多数いて、その子たちが多くのDeutsch人家庭に引き取られたとの記述も読んでいます。
つまり本当に人種というだけで強制収容所送りなどなったのか? 批判を恐れず書きますと、全体の利益を阻害する者を排斥が判断基準で、人種以前の問題ではなかったか?と考えるのです。
画像の記事の芸人に対し高須先生が「僕は国籍性別で差別しません。反日の外国人の方々は敵です。」と反論していますが、真っ当な意見と思います。