埋没/プロテーゼ/豊胸/脂肪吸引は形成外科不要
私は昭和63年研修医2年目、7月頃に非常勤で二重の埋没法をやりはじめ、後日1日中、埋没法ばかりやっていたこともありました。あの時「これだ!この感覚というか、フィーリングが、自分が漫画かイラストで求めていた時と同じ波長だ。」と悟りましたから今の自分があります。もし私がこの時の埋没法で、『何、中森明菜の目になりたい?はぁこんな糸留め手術なんて医者のやることじゃないよ。低次元過ぎる。』と感じたなら、美容外科に通うのを辞め一般医療の医師として生きていたと思います。
埋没法は簡単のようで奥が深いと今でも思っています。狙った通りにすんなり決まることも多いですが、そうも行かずに掛け直し等、難渋することもあります。
そして当時は今以上に埋没法の「切らない」「腫れない」「自然」という考えが美容外科の原点と思っていましたから、その原点の手術を千回やっても千回とも患者さんを満足させられる医師が居るなら凄いと思います。
そして、その手術に形成外科の経験が不要なのは当時から分かっていましたし、鼻・顎プロテーゼ、豊胸バッグ、脂肪吸引にも形成外科の経験は要らないと感じていましたから、転科に悩んでいたのです。