頬脂肪吸引+ミニリフト

モニター症例患者さんのご紹介です。
50代前半の人が頬のたるみが目立ってきたのでリフトご希望で来られました。
私は頬の下がった分のボリュームダウンを図ると共に剥離操作もできる頬脂肪吸引も行うリフトをお薦めし、「長い切開となるトータルリフトでなくてもミニリフトの切開でご希望の感じになれるでしょう。」とお話し合いの上、決まりました。

術後は大変良い仕上がりで、ご本人の満足度も高いものでした。
さて、通常はミニリフトとなれば術後は傷にテープを貼るくらいで済みますが、この頬脂肪吸引+ミニリフトは包帯グルグル巻きで3日間は一度も外さずに圧迫を続けます。そうしないと皮下出血で青あざとなるこもなるからです。
包帯は3日で一旦は外してシャワーを浴びてしてもOKとなりますが、やはりもう4~5日はなるだけ長時間圧迫包帯またはフェイスバンテージで圧迫する必要があります。術後1週間ほど過ぎれば夜間だけの圧迫でも良いですが、しばらくこれを続けてもらいます。
術後の社会復帰には1週間は必要です。その時に青あざは余り無かったとしても肌がやや黄色っぽい感じで、お化粧は必要です。
また特段困りませんが、しばらくは脂肪吸引した部分の感覚が鈍くて戻るのに半年くらい掛かったり、口角横あたりが一過性ですが硬い時期もあります。
心配性の患者さんが顔面神経麻痺になりませんか?と尋ねられることもありますが「それは、無いです。」とお答えしています。フェイスリフトの合併症に顔面神経麻痺を挙げる医師もいなくはないと思いますが、それはレアな術式で行う場合とお考え下さい。