2つの美容外科学会に20年以上ほぼ毎回参加した者の個人的見解(後半)

2つの美容外科学会統一に対する私の言いたい事です。
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◎学会統一が何故必要なのか全会員に告知されていない。別れていると日本医学会分科会に入れない、薬剤・器材の認可を取り難い以外の理由は何か。
◎昭和50年の形成外科標榜認可前に日本医師会の武見太郎会長に「形成外科は美容を含まない。」と一筆入れたのは何だったのか。
◎学会の統一で最大の懸案は、美容外科専門医は形成外科専門医であることを外せるか否かだが、JSAPSは絶対に外さないし外せない。
 (担当臓器を持たない形成外科にとって、その盛衰は美容外科は形成外科医がやるものとの前提を確立できるかで大きく左右される。)
◎逆にJSASは形成外科専門医またはそれに類するくびきを打たれるなら統一を拒否。
◎故に2つの学会の統一は絶対無理。無理が120%分かっているのに統一を盛んに言う先生方が理解できない。
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 2つの学会の統一には多くの両学会員も本当は同名の学会が2つあるなんて非常識な事はなくした方が良いのだが・・・との漠然とした思いはあると思いますが、「何も無理して統一しなくて良い。」と長年の学会員から直接聞いた事がありますし、「どっちだって良い。」との声も聞きます。学会の幹部以外は実はそれほど熱心じゃない人が殆どと私は受け取めています。
 ですが幹部クラスの先生方には、2つの美容外科学会員の活躍の場がどっと押し寄せる医師以外も含めた競合他社に浸食されている、また美容外科学会員自体が方向性を失って自壊してきている状況を理解し未来に危機感を募らせて、統一の合議をされているのかと推測しています。
 では、まずは「2つの美容外科学会でなく、1つの美容外科学会にして悲願の日本医学分科会に入る。」これを敢えて実現する私の考えは前々から熟慮・判断しているつもりです。それは、『55年体制と掛けてHand Surgery(手外科)と説く』です。また学会の総会の日にでもブログに書きます。