続き
(続き)小池さんの今までは、
(1)東京都知事選では自分1人でも挑む細川日本新党の戦い方で民意を得て勝利。
(2)東京都議会議員選では、敵を見たてて刺客を立てての小泉劇場型選挙で勝利。
(3)希望の党勢拡大のため、政権交代を期待させて民進の党員の取り込みに成功。
一般大衆だけでなく現役国会議員まで振り回せるとは大したものです。
野田元首相でさえ「バズーカ砲ですな。勝負勘が凄い。」と直後は浮足立っていました。
つまり今回は都議会議員選後のように党の議員がド新人ばかりではなく、自らの3年後くらいの国政復帰の時には、しっかりした票田を持つ国会議員が多数揃う党の党首になる必要があるので、民進の左派を切り、入党時に政策協定書に署名の上、改宗させて入党させる。そして民進党の蓄財150億円のうち入党者分が配分される。新規参入者からも党費が入る。こうやって小池新党の基盤を作るのが今回の小池劇場の最大の目的だっだと思います。
その後の10月10日の公示後の選挙戦は次の衆院選のために、希望の党の党首として、しっかり奮闘する姿を国民の記憶に留めてもらう。獲得議席は現議員数を割り込まなければ小池さんにとって良しとなると思います。
現在、都民・国民にとって都知事でありながら国政政党の党首として全国を駆け回って演説などには不快感を持つものですが、選挙後は代表を降りるでしょうから、その後は都政、特にオリンピック事業で成果は出せれば、それでみそぎが出来ると思います。
すると3年後くらいの衆院選で国政出馬時に党首として再度今回の様な全国遊説する際、国民に「今度は勝たせてやろう。」という機運が生まれて来るかも知れません(小池さんならそう仕掛ける)。
22日の選挙後に一部の希望の党員が割って出ることもあるでしょうが、あっちにフラフラこっちにフラフラでは信頼を失いますから大半は残って、それが党の勢力として、次の選挙時に国政に打って出た小池さんにキャスティングボードを握らせ、細川首相誕生のようなサプライズは有り得るでしょうし、小池さんもそれを考えているのではないかと思います。