こばな縮小:小鼻の幅・鼻翼のふくらみを治す
小鼻縮小は女性らしい慎ましいイメージになるので、顔の中央でデン!と鼻が広がっているケースでは、やって喜んでもらえるものです(画像は鼻翼基部の外側~鼻孔底~内側切除:拡大画像は≫こちら)。
さて私は小鼻縮小手術での“内側法”との言葉にいささか不満があります。理由は下記です。
①鼻孔内切開だけでは永続的な変化は維持できず鼻孔入口(鼻孔底)を切除し傷が鼻孔内から出て鼻翼基部下側にまで伸びているのに呼称が“内側法”で表記されているケースが多い事。
②後戻りは割とあることが伏せてある事。従って症例写真もアフターはごく初期の頃と窺われます。
③効果は鼻孔入口(鼻孔底)切除で鼻孔狭小化で得られているのに、それが伏せられている事。
④小鼻の膨らみや入口より上(頭側)の幅の狭小化の効果が無いのが併記されていない事。
私も平成10年までは小鼻縮小“内側法”で何とか患者さんが満足する結果が出せないか苦慮してきました。しかし術後半年以上経って満足している人は余りいません。最初から僅かな変化を希望とか、何かやってもらったから精神的に落ちついた様な人くらいしか満足していません。
美容外科医師にありがちな事ですが、「術後1ヵ月検診後に患者さんが来ていないから満足なんだろう。」というのは早合点で、実は満足していないんだけど、先生に文句言ってもどうなるものでもないし、また切られるのも大変とかで来院しないケースが殆どです。昔からその辺は気に成っていたので平成10年頃、受付に頼んで患者さんに何人か来てもらったら本当には満足してない事を幾人からも言われ、私はショックになり、その頃からやはり基本である鼻翼基部の外側~鼻孔底~内側切除で極める決意をして今に至っています。