形成外科専門医認定病院は全て大学の形成外科医局の配下(公募無し)
私がブログで時々美容外科専門医取得の事を書くものですから、医学生や研修医が進路指導を受けに今まで4人当院を訪れましたし、メールでも全国から問い合わせが時々あります。
先日のメールは医師4年目の方でしたが、美容外科をやりたいのだけど、形成外科転科は断念した。そして医局に属することなしに生きたい。との意向でした。
この人は私に似ています。形成外科専門医取得のための認定病院は全て大学の形成外科医局の配下です。従って大学の形成外科医局に入局せずして形成外科専門医を取るのはまあ無理です。しかし卒後初めての入局先として形成外科を選らばなかった場合、後で形成外科に再入局するのは、また奴隷奉公する羽目になり無駄が多すぎます。奴隷奉公は医師1年目、今なら臨床研修制度2年間終了後しばらくなら1回まではやれるというものです。
私は大学医局から徳洲会に移ったので、たぶん普通の医師より医局制度に嫌悪感を覚えている方だと思います。TVドラマにあった「白い巨搭」に表されているように閉鎖的で封建的な体質が大学の医局にはある場合が多いです。「ウチの医局に何年度に入局?」・・・それで先輩後輩の関係になり、最後までそれが続くのです。戦前の陸軍のようなものです(続く)。