肩幅短縮手術のレントゲン像
鎖骨を短縮し実際にHerbert Screwで骨接合術をやったレントゲン像です。骨の短縮は片側2.5~2.8㎜でやっております。
手術のツボは、Screwの部分は髄内の入れたままでは、海綿骨なので固定性が弱いので必ず骨皮質に噛ませることです。これで強固な固定性が得られます。
この骨皮質にScrew部分を噛み込ませるように入れるのは、最初に電動でガイドワイヤーを骨に通し骨皮質~髄腔~骨皮質と通し、骨皮質から出たガイドワイヤーを皮下に指で触れる時に良い位置に入ったと分かったら、そのガイドワイヤーにHerbert Screwを通します。ガイドワイヤーの入り様の出来・不出来は正面像より側面像で前過ぎるか否かに私の場合は掛っています。
ガイドワイヤーさえピタッと決まれば後は楽勝なのですが、これはHerbert Screwが実は中空なのでガイドワイヤーを通して、狙った位置に通って行くからです。ネジの先端がセルフタッピングが出来るように加工してあることも、このScrewが良く出来ている事と思います。