美容外科学会は共催(統合)は無理だったが、競催から協催へ

日本美容外科学会4月17,18日に美容外科学会(JSAS:開業医系)がありました。
実感として大変良いシンポジウムや演題が多く勉強になりました。

そして思ったのは、もう一つの美容外科学会(JSAPS:形成系)に軸足のある先生方の参加も結構多かったことです。パネリストとして呼ばれたとかでなく、聴講だけにJSAPSの代表的なドクターや大学の形成外科の教授が何人も来ていました。

7年前は2つの同名学会が統合に成りそうな気運が高須先生陣頭指揮下に生じましたが、多くの先生方が総論的には賛成意見を述べる中で、私は両方の学会で、ともにフロアーから“各論を突き合わせれば”「絶対無理!」と強硬に言いました。結果的には梅澤先生が「どうしても一緒になることは出来ない。」と回答し、統合の流れは完全に消失してしまいました。
しかし昔のように反目し合う競催から、近年のお互いが交流し合う協催の流れになって来たのは誠に嬉しい限りです。

統合話が盛り上がり始めた頃、JSAPSの理事でC大S教授から、さしで私が言われたことは「先生のような現在JSASの専門医となっている先生は統合した学会の専門医として認めるが、その後の統合学会の専門医は形成外科学会の専門医が前提だな、基本的に。」と聞いていたし、他のJSAPSで話が可能な先生方から聞いても同様の話を聞いていましたので、上述「「絶対無理!」を連発したのです。

美容外科学会 受付ですが統合話の盛り上がり時に両学会員は「同じ診療をやっている訳だし」と改めて思うようになったのですから、近年の両学会共に参加する協催に繋がっていることと思います。