イリザロフ法研究会と帝京大整形外科の松下教授(上)
私は今も「日本運動器再建・イリザロフ法研究会」の会員です。昨日、学術集会の案内の手紙が金沢市から届きました。
元々「日本創外固定・骨延長学会」の会員なので(現在も会員)、こちらの学会を通じて帝京大学松下教授主催だった「イリザロフ法研究会」に後で入会した次第です。
私は昭和63年、久留米大学整形外科で初の骨延長の患者さんの主治医になれたことで骨延長に強い関心を持ってしまい、後に平成2年「日本創外固定・骨延長研究会(当時)」では発表しました。その翌日、日本に導入されて間もないイリザロフ法の「ワークショップ」にも参加して4人一組で一大きな机の上にある大腿・下腿の骨の模型にイリザロフ創外固定器を付け骨切り部位を延長してみるということをやってみました。その時同じ組に東大整形外科講師だった松下先生が居られ、東大式ハイ・フィクシエーターの事など色々お話も聞かせて頂きました。
私は湘南鎌倉病院に赴任してからも骨延長の機会を得、骨延長に益々関心を持ってしまいましたので、後年茅ヶ崎に移ってから、東大の松下先生に電話を入れ、黒川教授(当時)の許可を取り付けて頂き、東大整形外科の骨延長外来および中央手術での手術の見学がしばらく出来ました。松下先生にはここでも色々教えて下さり深く感謝しました。
後に「イリザロフ法研究会」に入会したのも帝京大学の教授になられた松下先生が主催だったからです。入会時に私は美容外科の常勤、整形外科は非常勤の立場でしたが、会場で松下先生に挨拶がてら正直に言ってみましたら・・・(続く)