文系、理系、医学部で1:1:1 (某進学校)
今年もこの3月は大学受験で合格した人の整形を複数行いましたが、うち1人は以前にその人のお母様から高校名を聞いていた人なので、本人に聞いてみたら超難関校に合格されていました。 そしてその高校の文系、理系の比率を尋ねると「文系、理系、医学部で1:1:1くらいです。」と言われ私は少々驚き、続けて聞けば「医学部の場合、浪人しても入りたい人はだいたい入ります。」等と答えてくれました。
近年は医学部ブームですが、日本の将来を担える優秀な人材が医学部に殺到するのは良いのか悪いのか悩ましいところです。私は大学病院勤務の頃、ポリクリの学生に「医学部は何系ですか?」と尋ね「理系です。」と答えが返ってくれば、「体育会系ですよ。実際は。」と言ったものです。
画像は「麻酔科医ハナ」の5巻の冒頭で主人公が医学部入試の際の面接の光景ですが、合格を果たしたほぼ全員が例え医師の子弟であっても、後年「医療の現場がこんなとは思わなかった。」との思いを持っている筈です。
大学病院、基幹病院勤務では忙しいばかりで雑務の方が圧倒的に多く、内側から見れば全然カッコ良くないです。給料は薄給で押し並べて言えば若い先生は時間給1000円前後で働いています。週80時間以上働いているから給料の総和はまあまあなのに過ぎません。
その後は基幹病院で診療に邁進する、または大学に戻って研究に打ち込む、もしくは高給を求めてそっちに舵を切る、好きな生き方をしたいから開業すると皆、様々です。