涙袋ヒアルロン酸注入
本日ご紹介のモニターさんは、涙袋のヒアルロン酸注入です。
メイクもされているとは言え、やはり女性は涙袋の膨らみがあった方が目力UPで目の印象が高まります。
この人は前に下瞼切開を行っているので、少し注入の難しさがありました。
一般に、30才くらいより若い人はやや多めに、20才前後だと、もうこれ以上入れると「なめくじ」が付いているように見えるから「止めて!」の一歩手前まで注入をご希望されることも少なくはありません(以前よりはそういう人は減った印象です)。
さて、十数年以上前は涙袋形成と言えば脂肪注入か手術で眼輪筋を縫い縮めて隆起させ作っていたものですが、脂肪注入は定着率の低さから何回もやると手術より明らかに高額になりましたし、手術の方は縫い縮め隆起させた眼輪筋が後々フラットになりがちで、患者さんの満足度を得難いものでした。その点、ヒアルロン酸も定着率は高くないですが、20年前の発売直後よりは少しは定着するようになりましたし、何より脂肪注入と違って吸引・濾過・注射器内充填の手間が無い分、費用が圧倒的に安いですから複数回行っても、手術金額より安く、もう今はどこのクリニックでも涙袋と言えばヒアルロン酸注入だと思います。
なおモニターの人はお化粧が上手くなったので、画像のように、注入前はメイクで涙袋があるようにご本人が描かれていたものです。このようにヒアルロン酸注入での出来あがりは、本当はメイクのように『幅狭』がご希望でした。
できるだけそれに沿うよう細心の注意を払って入れたのですが、やはりゲル状注入剤ですから幅が出てしまう傾向は否めません。