二重切開法は中に糸を残すのか、残さないのか?
二重切開法は切るから中糸を残さない。そう思っている人は多いと思います。しかし私が見てきた限り、残す手技の美容外科の医師が多いものです。それは何故かと言えば、切開手術では瞼の皮下で癒着を作る際、しばらく内固定をしなければなりませんが、中糸を残さないとなれば、外縫いの糸を中の深いところまで、つまり瞼板前組織などに掛ける必要があります。すると外糸の抜糸の時、内固定も外れてしまう。あまり早く外すと中の癒着が出来ないので、外糸の抜糸を遅らせ、1週間以上後で行う。すると糸の跡目が何となく残り傷が汚い傾向。だから外糸と中糸は別々にして外糸を術後5日位で抜糸する医師が多いのです。