包茎手術で脂肪注入の成果を確認
注射器で脂肪注入した脂肪が生着するのを直接確かめるには、その部位を切開して見るべきでしょうが、たとえ注入後に顔や胸を切る機会があったとしても、注入脂肪が元々あった脂肪の中に混在するため明確に「あった!」と言い難いものです。
しかし脂肪注入の対象部位なのに元々脂肪がないところがあります。それは陰茎です。男のシンボルだから細いのは辛いと、安見先生がご健在だったころのヤスミクリニックでは随分行いましたし、後年勤務していましたコムロ美容外科でも程々やりました。
すると中には脂肪注入をやった後で包茎手術を希望される人もいて、余剰皮膚の切り取りをしますと、普通の包茎手術では見ることのない黄色い脂肪を陰茎皮下の白い組織の中に混じった形で認めたのでした。
注入脂肪が壊死して油滴となって被膜で囲まれシコリ(Cyst)となったものもあっても、顔や体幹にメスを入れた時に見る脂肪と同じものも見つけたのでした。平成7年だったと思います。