頬脂肪吸引
本日ご紹介の患者さんは頬脂肪吸引を受けられた人です(画像クリックで拡大します)。
術後4ヶ月半余り経っています。
頬脂肪吸引の利点は傷もほぼ分からず、ダウンタイムも骨削りより短く、女性の場合は決して肥満体でなくても、このモニターの人にように十分な効果が得られ易いものです。
手間であるのは圧迫バンテージ(生地の厚めの包帯)を術後3カ月は毎日巻いて頬の圧迫をすることで、脂肪吸引では、これをするとしないとでは最終的な仕上がりに差が出ます。
これは吸引した脂肪の量だけでなく、圧迫によって残った脂肪に拘縮効果を得られるためだからです。
お腹の脂肪吸引でも術前に小児体型のような腹部だった人も術後にウェストを強力に圧迫し続けていれば見事なくびれが作れるものです。
リスクは中高年の人の場合は脂肪が抜けて皮膚が余る分、小じわが生じます。20代であれば皮膚のハリの戻る力が十分あるのと、圧迫バンテージは顎から当てて両手で引き上げるようにしてから巻くので、その状態で拘縮効果が得られるので画像のモニターさんのようにリフティングのような結果が得られます。
他に最初の時期は内出血班が頬下やマリオネットライン付近に黄色~紫で出る、また一過性に脂肪吸引した部位が感覚が鈍い、皮下が硬めというのはあります。
また非常に稀でしょうが、圧迫バンテージの生地とアレルギーがあるのか?と推察しますが皮湿が出た人がいます。この場合、巻く前に綿100%の布やガーゼなどを挟んで接触性皮膚炎を防ぐようにするので良いかと思います。