医学部入試に女子は浪人せず私立に行っても現役で医師免許を取るべき
広島大学医学部に一浪して入学した女子医学生のニュース記事があったので投稿したら、4倍以上の「うーん」で反対されました。
浪人などせず医師を目指すなら私立に入っても1年でも早く医師免許を取る方が良い
病院の現場では「どれだけ使える人材か?」で見るからね。卒業大学は参考程度。
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ヤフコメ民はたぶん男性が多いです。男性の場合は一浪や二浪が将来の仕事人生を損なうほどでないし、浪人というモラトリアムに在ってからこそ掴める何か(覚醒した自我など)を得られ、無駄でないという意見があって良いとは思います。
ただ、ここでは特に女子医学生のことを念頭に書きました。
医師の各学会でも「女性医師をどう育てるか」のシンポジウムが昨今は組まれている。それは医学部卒業後~7年目の終わりで専門医を取るまでの期間と、出産適齢期が重ねってしまうので、どう生きるべきか悩みどころだからである。
過去の形成外科学会だが、上記シンポジウムで壇上に上がった女性医師4人が4人とも、「出産と子育てがキャリアアップより優先です。後で産むとか言っても産めなくなるか、産んだ子が障害持ちになるリスクを減らすために34歳までに産んでおきたいものです。」との論調だった。
私はこれに共感を覚えた。だから医師で子供を持ちたいなら、女性は1年でも若い時の期間は惜しいものです。
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↑ 今年9月の美容外科学会でも同じようなシンポジウムがありました。壇上に幾人も女性医師が上がり思いを語っています。
続き)女性年配医師が「出産と子育てがキャリアアップより優先です。キャリアアップは子育てが一段落着いた後でも可能です。」と言った。
これにも私は同意だが、実際のところキャリアアップを子育てが一段落着いた後で若い医師に混じって行っている女性医師は殆どいない。
それは子供が小学校に上がっても、まだまだ子供に気が抜けず下の子が大学受験に合格するまで、子供>病院勤務だから。
結局、子持ち女性医師にとって男性医師に混じって全力で医業に専念できるのは医学部卒業~(結婚)~産休に入るまでで、復職しても子供優先で、時短希望、救急と重症患者は勘弁、当直も勘弁、急な早退もお願い、などと成って、居辛いと退職して楽な民間医療機関勤務になる。
このような女性医師にとって医師としてフル回転で輝いていたのは医学部卒業~産休に入るまでで、この頃に得た知識と経験が一生の財産となっている。だから女性医師には1年でも惜しいのだ。
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↑最初から2番+3番の内容を投稿していたら良かったですね。ヤフコメだと1番目の投稿の下の「返信」をクリックしないと2番+3番は表示されませんから。
【追記】私立医学部は入り易いとの私の体験があるのですが、今は私立と言えど偏差値は上がっていますね。しかし社会や古文漢文が得意でなければ、英数理の3科目だけですから高2の段階で私立に絞っての医学部受験で良いと思います。それで現役で合格できなければ医学部は止めるのも悪くないです。医学部は進級試験が厳しく、多浪で入学した人の多くが留年していますし、うち強制退学も珍しくないからです。
また医師がカッコ良いと見えるのは傍からであって、医師自身は「労多くして益少なし。他職でも良かった。」と医師専用ネット掲示板でボヤキを数多く入れているものです。