Web会社の勧める風評被害対策
クリニックの電話が鳴る。受付がとる。すると電話の相手は親しげな声で「大石と言いますが木村先生に代わって下さい。」と言う。受付は話の口調から院長に親しい人と思い、「院長、大石様と言う方からお電話です。先生かしら?」私は、「何!大石先生!!」と電話に出る。すると「大石と申します。先生の美容外科クリニックの集客にお手伝い出来ればと思い、お電話させて頂きました。」等と言う。私は「な?あなたはどこかの会社の人ですか?個人名の前に会社名を言って下さい。」と詰問する。「申し遅れませした。Webコンサルティングの●●●●●と申します。」と平静に答える。私は「あなたは私に電話に出せるために、個人名だけ受付に言ったんでしょう!」と強く言う。すると意外に「申し訳ありませんでした。」と答え、直ぐに「ですが、耳寄りな話をお聞き下さい。」と言う。私は「診療で忙しいですので・・・。」と電話を切ろうとするが、「当社は風評被害対策専門で悪質サイトの削除、非表示化、逆SEO、IPを割り出し書き込み者を洗い出し被害の根絶まで行えます。」とスラスラと述べる。スラスラ過ぎるので私は「IPはサイト運営者から買い、IPが誰なのかは御社と密通しているプロバイダーの人から情報を得る訳?」と聞くと、「そういう方法もあります。」とまた平然と答える。そして私は次を尋ねる。「御社は風評被害を作る仕事はされているんですか?」この時、初めて相手の声が詰まる。私は「どうなんですか?」と再度聞く。すると「それはなかなかのお仕事でして、へ弊社ではありませんが、小規模の会社様では、そういう事を請け負うところもある様です。」と答えた。
・・・以上は実際にやりとりした会話をほぼ忠実に書きました。まあ昨日のもそうですがインターネットの闇の部分です。