エラ削り / 咬筋・バッカルファット切除
以前にこのブログに載せたモニター様ですが、時々、輪郭を変えたい人からのメールなどで、もっと大きな画像で見せて欲しいとのご要望が複数回ありましたので、挙げたいと思います。画像をクリックすれば結構大きな画像の閲覧ができます。
この人の最後の写真は術後3カ月ですが、20代前半の人なので後々は肌のハリとかがもっと改善してより綺麗になっているかと思います。
エラ削り / 咬筋・バッカルファット切除の手術は全身麻酔で、顔もしばらくパンパンに腫れますから簡単に思わない方が良いです。
リスクとしては下顎骨の中を通りオトガイ神経孔から出て来る知覚神経に必ず一過性の負担は生じ、知覚神経麻痺が生じます。
そして毎度のように話し合いとなるのですが、若い女性の希望としては僅かな知覚の鈍さが残ったとしても出来るだけ小顔で可愛い顔になりたいとのことで、神経スレスレまで削ることが多いです。これはオトガイ神経孔より後ろ側の下顎骨の辺縁を下神経槽の骨が見えるところまで削るので術者の私としては全身全霊でやっているものです。
咬筋切除は均一に取る様にしないと皮膚表面に近いですから凹凸のリスクは有り得るのでしょうが、今のところ特にそのようになった人はいないです。
バッカルファット切除は医師によっては弛む、凹むと言う人もいますが、若い人は大丈夫ですね。
以前の20代のモニター様に術後まもない時の検診で真顔の時は良いけど口を開けたら凹みが分かると言う人がいましたが、半年経てば治りました。開口時に凹みがあった部分がフラットになっていたものです。肌のハリの回復とは別に、バッカルファットは深い層にあるので、周囲の筋層の位置が微妙に変わって来て、いわゆる馴染むように改善して行くのかと考察しています。