美容外科学会学会長で教授退任後に学会参加する先生は少ない
日本美容外科学会(JSAPS)の会長は開業医と大学の形成外科の教授が、ほぼ交代で会長を出していますが、20余年参加してきた私の開催中に気にすることがあるのが、歴代会長で、大学の教授であった先生が大学退任後に、美容外科学会に殆ど参加していないことです。
北里大学の形成外科の初代教授だった塩谷先生は、いまだに、よくお見かけしますから、やはり古くから美容外科を標榜してきただけのことはあるな。と感心します。しかし他の元教授のお顔はほとんど拝見しません。
だから「あの時、学会長を引き受けたのは功名心からだったのですか?」と言いたくなってしまいます。でも元教授としては、「いや、学会には形成外科総会、基礎学術集会、創傷治癒学会など色々あって、老体に鞭打って全部参加という訳にいかず、つい美容外科学会に参加できないものです。」などとお返事をされるかも知れません。
元美容外科学会会長だった教授の退任後の美容外科学会不参加は責められるほどのことでは無いとも思いますが、参加・不参加とは美容外科に対する思い入れの尺度の現れと考えます。