鼻翼縮小(小鼻縮小)のモニター
本日のご紹介は鼻翼縮小のモニターの人です。下は術後4カ月後です(画像クリックで拡大します)。
鼻翼縮小の術式は、外側~下~内まで一塊に鼻翼基部の組織切除・縫合とのですが、注意点は下記です。
・外にできた傷が3ヶ月くらいまでは赤くて、化粧無しでは見て分かります。その後は傷が肌色化すると殆ど目立たなくなってくるものです(半年経っても傷が目立つのは医師の縫合テクニックに問題があるからで、中縫いが足りないことが多いです)。
・「内側法」として外まで切らない手術をお薦めする医師もいますが、この場合は術当初はともかく、半年もすれば効果は僅かしかない傾向です(私は殆ど行いませんが、僅かな変化を求められる人に限っては逆にこれを行います)。
・組織切除後の縫合時に縫われた組織は延びるので効果が足りないことがあります(この辺は過去何千症例やってきたか、センスというか勘が執刀医に必要です)。
・術後、特に外側の傷は乾燥させないように軟膏をを塗ってテープで被っておくことです。湿潤治療の考え方がここでも正しく、逆に良くないのは消毒して乾燥させることです。
鼻翼縮小は昔から行われている手術で、不確定要素(リスク)は少ない方と言えます。