鼻尖縮小のQ&A

私は鼻尖縮小(鼻尖形成)を凄く数多く手術してきましたので悟りを開いています。それでメールなどで時々問い合わせのあることをQ&Aで書きたいと思います。

Q:麻酔はどんな麻酔ですか?
A:内服の睡眠導入剤+鼻の横の神経のツボ注射(ブロック麻酔)にて手術します。これで静脈麻酔さえ不要なくらい楽に手術が受けられます。

Q:手術後のギブスはいつまで付けますか?
A:5日~7日間は必要です。なお一部の医師はテープ固定で良いと言いますが、ベストな固定法ではないと考えます。

Q:ケナコルトというステロイド注射を鼻先に打つと手術だけより、もっと効果的なのですか?
ケナコルト注射
A:医師によって意見が分かれています。この注射は組織萎縮を起こすので鼻先のボリュームダウン図れるのですが、医師は「行わない、行っても控えめに、危険・・・。」と考えている人が多いです。それは組織萎縮が側面方向だけでなく縦方向にも起こるので鼻の穴が上に引っ張られたような変な形状になるのを恐れるからです。

Q:内出血の色は出ますか?
A:殆ど表面から見えません。しかし術後に鼻の穴から術後出血としての鼻血が出るのは割と普通にあります。

Q:毛穴パックはいつからOKですか?
A:最短でも3週間、できれば術後1か月は止めて下さい。皮膚を引っ張る力が加われば、せっかく皮下でくっついた部分が剥がれて内出血が溜り、それがボリュームとなって効果が落ちることがあるからです。

Q:他院で鼻尖縮小を受けたら、逆に鼻尖が太くなったみたいです。こんなことってありますか?
A:あります。それは皮下を剥がして鼻翼軟骨内側を縫合くらいしかしない場合は、剥がしたところに組織(瘢痕)が出来てボリュームアップとなってしまうからです。軟骨縫合だけでなく、皮下組織除去+鼻翼軟骨部分切除も必ず行って、それでも術後に瘢痕組織が出来ると「(少し)後戻りした。」となるのですが、皮下組織除去+鼻翼軟骨部分切除がキチンと出来ているなら、やはり術前よりスッキリした鼻先になるものです。