アパタイト研究会 「額と絶壁の整形について」

 アパタイト研究会 額と絶壁の整形昨日はアパタイト研究会に出席し「額と絶壁の整形について」を発表もしました。
ここは大学工学部でハイドロキシアパタイトの基礎的な研究をしている先生たちが集まってる研究会で、ここで私が聴講だけならまだしも「美容外科・ヤスミクリニック」と銘打ってスライド発表までするのは、異種文化の中に突然入りこむようなもので、隔絶感を感じるのでは?とも思っていました。
しかし私の発表の後の休憩時間にすぐに尋ねて来られた先生がおり、「臨床の先生がどのように使用され、その成績や製品の改善の望むところを聞かせてもらったのは助かりました。」等と言われた際は嬉しく思いました。そして今度は他の先生方にこちらから質問をしますと真面目に答えてくれて又嬉しく思いました。
夕刻のパネルディスカッションの質疑応答の際に、会長の青木秀希先生が「我々のような基礎研究者と臨床の医科歯科の先生の接点が少ないのを改善したいものですが、何かありませんか?木村先生」とフロアーの私に聞いて来た時はビックリしました。青木先生は高齢になられましたが、生体アパタイトの父と呼ばれ、骨と親和性が高い事を世界に先駆けて明らかにし学会発表した偉人ですから。
懇親会は元々出る予定でしたが、何とお座敷だったのは驚きました。ここでも煮物を挟んで隣の教授や前の准教授と話が尽きず談笑出来ました。その後、「2次会もあります。」と幹事が言った後、青木先生が「先生も行こう。」と言われたので断れなくなって行きましたが、一人一人自己紹介をし、また絶えない談笑が続いていた時、私は、まるで“古くからの党の仲間のあいだにいる”ようなという歴史的に重要な場面の言葉を思い出しました。