アゴ~エラまでスティック状に神経の露出を身ながら骨を削る。

アゴからエラまで切り上げ(下歯槽神経管を一部開放) 昨日の下顎骨削り(アゴ~エラ)の人は若くて過激な女の子で、「カウンセリングで、(知覚)神経麻痺になっても良いからアゴからエラに掛けて思いっきり切り上げて欲しい。と言ってきた人です。私は初回は断りました。しかし、しばらくしてまた来て懇願するので、「神経切っても顔の下がVラインの輪郭になっても良い等と言われても、ハイそうしましょうとは言いませんよ。ただ、下歯槽神経管をかすめる位のギリギリの骨切りまでなら行います。これは不全麻痺の可能性はありますが、幸い直接見ながら出来ますから神経切断迄にはならないでしょう。ノミで薄くスライスして下歯槽神経管の下縁を削いで神経血管束が露出したら、もうそれ以上は骨切りしません。」と言いました。
過去いろいろOP済みの方ですが、赤線のようにアゴの方から切り上げて行きましたが、手前に近い方では、下歯槽神経管の下縁の骨が筒の4分の1位が取れる形で、骨片が取れ、下から覗けば、神経血管束が露出と言いますかハミ出ました。
全身麻酔から覚醒後、すぐに下唇の感覚は上唇が100としたら幾つ?と触って確かめましたが、「1」と答えられています。今はまだ局所麻酔浸潤から評価が出来ません。明日朝、確認しようと思いましたら、覚醒後2時間半後に「帰りたいです。 」と言われ、私は不本意ながらドレーンを抜いて帰宅させました。2週間後に検診ですが、色々気掛かりです。