素敵な変身の本(憧れ)
「素敵な変身の本」とは高須先生が昭和56年に出された本ですが(画像がないので時期的に大きく違わない著書を挙げます)、これを医学部生だった私は何回も読んでいました。この本が私を美容外科を本気で志す上で大きく影響したと思っています。本の中には「吉永さゆり」さんの顔の様なイラストを出し、目鼻立ちと輪郭とのバランスが見事に調和できているとの解説もあり、一般啓蒙の枠をもう一歩踏込んでいましたので医学生の私はグイグイ引き込まれる思いでした。
さて私の大学は愛知県でしたから高須クリニックの宣伝非常に多くは再三見聞きしましたし、地理的に高須病院にもかなり近い場所だったので、医学部入学当初から高須先生のことは意識していました。
「素敵な変身の本」を何回も読んだりして医学部の4年の頃には、将来、美容外科をやる志がだいたい固まってきました。5年の時は病院実習だったので、夏休みなどダレるのが嫌で、整形外科と形成外科の手術の助手(鈎引き)に入っていたので、形成の中島助教授(後に教授、今は慶応の教授)に「高須クリニックに見学に行けないものでしょうか?」と言ったら、「宣伝ばかりする街の医者は信用できない、行くんなら、ここにいた上敏明先生のところに行きなさい。」と言われたものでした。『宣伝ばかりする街の医者は信用できない」こういうのは今も大学の先生にある意識だと思います。ただかなりの偏見だと思っています。