美容外科学会(整形は注射の時代)

美容外科学会 9月3,4日と水道橋で、第37回日本美容外科学会総会がありましたが、フィラー注入で有名な征矢野先生が会長だったので、日本美容注射学会の感がありました。
シンポジウムや演題はヒアルロン酸・ボトックス注射が多く、注射でここまで綺麗になれると先生方の最近の知見を視聴させて頂きました。
ただ架橋の強いヒアルロン酸やレディエッセをボリュームの充填として使う時、コメカミ・頬骨付近に入れれば顔全体として中心的が上に来たようなものなので、ヒアルロン酸リフト、レディエッセリフトとも言えなくはないのですが、私からすれば、それは患者さん向けの宣伝用語と受け取っていたので、壇上で発表の医師が会場の医師に向って、その言葉を発するのは違和感を覚えました。
またボリューム充填の注射を定期的に行い7年前より肌にハリが出て若く見えますとスライドを見せられも、私は「顔が大きくなったな・・・。」と思ったら、フロワーから挙手してそれを指摘する先生がいました。
顔全体として中心的を上に来させるのに頬・顎の脂肪吸引または下顎骨削り、弛みにはフェイスリスト、コメコミや頬骨下の凹みには頬骨削り・骨切り等々との発想はMesser seiteとしては普通に出てくるのですが、今回の学会ではそのような話は殆ど取り上げられませんでした。
但し患者心理としてはメスで切られるより注射とレーザーなどのノンサージェリーで改善出来るとなれば嬉しくもあるし、ボトックスや脂肪溶解注射は小顔にする、引き締めるという方向の治療なので、私も「整形は注射の時代」を良しと想います。