時間で勝ち、量で勝ち、質で勝つ
表題の語句は先のブログに掲げた徳田虎雄先生の著書、阪大医学部合格前の浪人時代の小見出しです(下に抜粋)。
『家柄も金もいらない、成績が悪くてもいい。その代わり目標に向かって徹底してやることだ。一日十六時間以上、日曜も祝日も正月もなく三百六十五日、本気でやればたいていのことは実現できる。
こういうと「いや、むやみに時間をかけるだけが能でない、問題は質だ。」という人が出てくる。
だが、時間で勝たずして、どうして量で勝ち、質で勝つことができるのか。』
・・・私が徳洲会病院在職中も「まず量で確保する事、質は後で上がって来る。」だから「まずは大きな箱物(病院)を作り、最初はマンパワー不足で十分な事がやれなくても、一生懸命やっていれば、そのうち良い人材が集まり、立派な病院となる。」という様な事は読んだか聞かされた事があります。また徳田先生は「8時間は寝ても良いから16時間は働いてくれ。」が口癖だったようです。徳田先生の成功劇の根幹と言って良いでしょう。
私は医学部生の頃は徳田先生のお名前しか知りませんでしたが、量の確保、次に質として、Totalerkreig、Blitzkreigを特に医学部5年の頃は日々唱えていました。だから当時、勉強時間の量はたぶん学年で1番だったと思っています。結果も付いてきましたから。ですから学生の時の生き様を生かしたく、卒後一旦は大学医局に入局したものの、徳洲会病院(まずは湘南鎌倉)へ移ったのです。
(なお本日、11月11日は95年前に協商国と第Ⅱ帝政が休戦協定を結んだ重い日ですが、ルーデンドルフ独裁の結末であり、東部戦線終結時に皇帝に彼を左遷させ、ツァーベルン事件で険悪化したエルザス・ロートリンゲンをこの際放棄する代わりに、ブレスト・リトフスク条約は承認に持って行く別の歴史もあったと思います。)