下眼瞼たるみ、目袋の脂肪の手術後13日その2
患者さんが撮影しメール添付して下さった画像なので、少し暗いのですが、やはり下瞼縁の傷の治癒はすこぶる良いと分かるものです。この部位の切開は敢えて言えば目尻に近い部分でピリピリとした一過性の攣れた感じを覚える事もありますが、飽くまで一過性のものです。
私はもう四半世紀前に通っていた美容外科の院長から「女の子は嫁に行くまで見えるところに傷はつけるものじゃない。」という事を言われ、重々承知して来たつもりですが、この下瞼縁に関しては早々に傷が非常に綺麗に仕上がるから例外の部位と考えて許されると思っています。
これに関して岐阜の市田先生が十数年前に書かれていた事ですが、美容外科学会の某名誉会員の長老先生から、「昔、下眼瞼縁の切開は(皮下出血が溜まる位なら隙間から血が出てしまえるように皮膚縫合は)ラフに行った方が良い。と言われたものです。」とあり、ラフに縫ってすら綺麗に治るものだと当時から多くの美容外科医は認識していた。読んでそう思ったものです。