下眼瞼たるみ、目袋の脂肪

下瞼切開+脱脂+注入 術前jpgこのご相談された方はまだお若いのですが下瞼のたるみ、目袋の脂肪の膨らみが目立ちます。
さて、何で手術を行うか?ですが、年齢的にはまだ経結膜法脱脂をまず考えますが、もしそれをこの方に行ったら術後腫れが引いた頃に下瞼はシワシワになるでしょう。そこでやはり私は次の様に言いました。「下瞼切開+脱脂です。その時、皮膚を引っぱり余った分を切り取っても若干の陥凹はできがちなので、そこに脱脂した脂肪を注入で使うとより良いでしょう。」すると、ご本人は切開でないと難しいと覚悟されていたそうで、これも2つ返事でOKして下さいました。
そして「モニターに成れませんか?」と尋ねられたので、この方に限っては私は2つ返事でOKしました。
このブログで明日以降も時系列的に手術と術後経過を供覧させて頂きます。
(尚、切開の傷の治り具合を一番見て頂きたいのですが、下瞼切開の傷は非常に綺麗に治ります。ですから下瞼のタレ目形成(グラマラスライン形成)も私は皮膚側からの下瞼切開を行ってはそのまま奥に進み瞼板筋[下制筋]の縫合縮小、そして表の余剰皮膚は切除という方式ばかり行っています。これは二重において埋没法と全切開の比較のようなもので、タレ目形成も裏から縫うだけより、下瞼切開で中に入って手術操作する方が組織が固着され術後の後戻りが格段に違います。)