女性医師をどう育てるか1・・・演者の発言
日本形成外科学会では『女性医師をどう育てるか~日本形成外科学会女性医師支援WGセッション~』という特別企画がありました。この件は私が昔から考えていた事でもありますから気になって聞いていました。演者らの話は、「女性の医学部入学者が増えています。国家試験合格率は女子の方が高いです。女性医師をどう育てるかは日本の医療を大きく左右します。」などというイントロから始まって、女性医師のキャリアアップをどう維持するかとい事で様々な発言がありました。そこで要は、「妊娠・出産・育児への対策です。」「それには託児所の充実や短時間雇用」「男性医師の理解が必要」などの発言がありましたし、もっと踏み込んで「9時~5時に勤務で良い」「夫婦とも医師の場合、子供が病気になったら男性医師の方も早退を認める。」「遠慮せず子育て中であるという権利を主張して欲しい。」とかの発言までありました。
私は、『もっと言うべき事、忘れている事があるじゃないか!』と思い、大学教授クラスの発言の後で、フロアーから手を上げ、下記の様に言いました。
木村:私は自分のブログでこの様な件を取り上げていましたので、相談に来られた女子医学生がいましたが、聞けば医局説明で医局長から「入局するなら、卒業後7年間妊娠するな。」と言われたと言うのです。(空気のザワつき+)でもその医局長だってこの会場の席で発言となればそのような本音では言わないでしょう。しかしやはり私は・・・(続く)