Shopping Thread 極細の溶ける糸を多数、肌に埋入させる美容手術
2月5日に某美容医療材料販売会社主催で品川のガーデンシティにおいて、極細糸を顔に入れる講習を受けました。参加費は3万円で、講習時間は3時間余り、その後に会食付きでした。
さて、講習内容ですが、最初、「う~ん、どうしたものやら。」と悩んでしまいました。使用する糸はアプトス、ワプトス、シルエットリフトのような糸に引っ掛かりがある糸ではないのです。美容外科の医師がよく使うPDSという溶ける糸の極細タイプを短めに切って、たくさん入れるだけのものです。
この手技は真皮に糸を入れる際に軽いダメージを肌に与え、また糸が長い期間を掛けて、ゆっくり溶けていく時に肌の活性化を狙うものというところですが、要は炎症を生じされ、その後の拘縮を期待するので、レーザーのサーマクールの照射を定期的に受けるのと同様と考えます。
つまりサーマクールも照射を止めて3~6カ月もすれば、だいたい効果が無くなってしまうのと同様に、この手技も効果の永続性は見込めないのです。
しかし、引っ掛かりがある糸を使っても半年以上の長期成績は芳しくなく訳で、「美容医療には高いお化粧というTypeも有り。」と発想を変えれば期間を置いて定期的に繰りかえす必要のあるこの手術も許される事かと思います。