バッカルファット切除とムンクの叫び
3月26日のブログで「元々バッカルファットは表情筋より下層にあるので、より表面に近い筋肉・皮下脂肪・皮膚がバッカルファットの減少によって組織改変をしていって本当になじんで完成と考えています。」と書きましたが、 馴染んでない頃の困った状態は開口時です。ムンクの叫びを連想します。これが一生続くなら大問題ですが、数か月で上手い具合に落ちつきます。私はやはりバッカルファットが深い位置にあるので、それより外側の表情筋や皮下脂肪の位置関係が微妙に変わるのではないか?と思っています。端に肌にハリが出ただけとは思えない改善なのです。
私はバッカルファット切除は平成7年から執刀してきましたが、皮下脂肪吸引とは全然違う考えで行う治療と捉えています。瞼の脱脂のイメージの方が近いものです。なお、開口しても凹みがほぼ改善した画像は、また出します。