グラマラスライン形成(目の縁を下げる手術)
今、当院のモニター募集中にて、下瞼の中~外側下げる手術を受けた方の経過写真です。瞼板筋の縫縮と表の皮膚切除の両方をやっています。私は以前は傷のことを考えて、裏からのアプローチだけで皮膚の切り取りはしなかったのですが、①裏からのアプローチだけでは後戻りがそれなりにある。②表の皮膚切り取りをした方が睫毛の生え際が見えてきて華やいだ感じで目が大きく見える。③傷は睫毛ギリギリで切開し丁寧に縫合すれば、殆ど分からなくなる。・・・以上の点から今は皮膚切開も行うのが普通です。写真を見てもお分かりのように傷は術後13日にして、殆ど分かりません。お化粧をキッチリやれば術後1週間位が社会復帰の目安と思います。
この下瞼縁を下げる手術名は近年は多くの美容外科で「グラマラスライン形成」という言葉でも呼ばれる事が多いです。以前は「目の縁を下げる手術」「あゆのタヌキ目にする手術」「目を下に大きくする手術」などと呼ばれていました。いずれにしても目頭に近い下瞼内側は下げずに、黒目の下から外側の範囲で下げるのが普通です。そして下げ過ぎて黒目の下に白目が見えて三白眼にならない程で仕上げなければなりません。
気を使う手術ではありますが、如何にも美容外科的な工芸細工的手術でピタッと決まって双方(患者さんと執刀医)ともに嬉しいという手術です。