美容外科患者のブチキレ(前半)

美容外科患者の逆切れ 昨日、美容外科医師の逆ギレと書いたので、患者さんの方で似たようなものは無いか、この1年以内で振り返りますと、逆ギレという語彙と少し違うと思いますが、術後3年以上経ってブチキレて当クリニックに来院され、全く見当違いなクレームを付けた方がいました。
それは、平成19年初診の人ですが、印象深かったのでよく覚えています。さて、この人は「鼻を高く長く、写真の外人の様にしたい」と言われ、他にも色々外人の写真を持参されて私に見せるので、何でこんなに外人に拘るのか不可思議に思い、
木村:「貴女は前世が外人だったじゃないですか?」
患者:「えっどうして分かったんですか!」
木村:「何、ホント!?」
患者:「私は霊感の先生から言われてますけど、前世がフランス人の女の子だったのですが成人に達する前に死んでしまったので、白人の大人の女性の顔に成りたいという気持ちが抑えきれないんです。」
木村:「・・・(Oh! My Goodness!!)。」
とにかく外人願望が強いのは分かりましたから、持参の外人の写真を見つつ耳介軟骨を使ったハイブリッドプロテーゼで鼻を整形するカウンセリングをしました。後日の手術は綺麗に仕上がり、検診の際も、その人は「大満足」とのことで、更に後日は目の切開のカウンセリングもしたりしました。
 しかしその後に年月が経ち誤解とは言え、激しいクレームを付けてくるようになるとは思いもよらぬ事でした。→To be continued.