美容外科が先か、形成外科が先か？

　徳永先生をはじめ大森系美容外科学会(JSAPS)の先生の多くは初めに形成外科が先きで、そのうち内心(開業したいetc)がどうあれ美容外科を後に本業とするようになった方が多いんだと思いますが、私の場合は、美容外科が先だったのです。自分の天分の程々の漫画の画力と、高校から培った精神的な事に関わりたいという衝動が混じって、漫画家がダメなら美容外科(＝精神外科）という発想が生じたのです。漫画で言えば一話の話で読んだ人に感銘を与えるやり方でなく、今の江口寿史氏が一枚のイラストでそれをやってのけるのを美容外科でやりたい。そして美容外科を貫徹するなら何をチョイスすべきかと逆算的に入局する頃まで遡って入局先を決めて、その後は江崎先生の進路指導そのままに生きて来た、たぶん稀有な存在です。
　ただ、以前は山登りに例えて北側から登るも南側から登るも頂上に付けば同じじゃないか。と思っていたところがあり、20年くらい前は、両方の学会に出る数少ない1人として私は両学会が合併する事を切に願っていたのですが、やっぱり違うのですね。
　十仁系にもスーパースペシャル美容外科医は、それなりに居るのですが、大森系の長老の複数は絶対に認めません。