美容外科手術を併用の混合診療の難しさと理解の得られなさ

私は時々ヤフコメに投稿するのですが、1回400字までの制限があるため、内容を盛ると意図が十分伝えられないことがあります。
「下顎前突での矢状分割手術」と「大きな顎を小さくなるように削るミニV形成手術」を、叶う事なら混合診療として一度に行えたら患者さんのダウンタイムや費用の点で助かるのに。ということで書きました。しかし最初は反対[うーん]の方が多いです。
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医師給与は社会貢献度に反比例で入試に歪み
美容外科専門医です。
顎変形症の保険適用手術に更なる整容的骨削りは保険が適応されません。
口腔外科医が咬合不全を正常な状態にして頂いていることに敬意を表しますが、そちらの治療が終わった患者さんが美容外科クリニックに「顎をもう少し短くして、顎の横の骨も切り上げて、Vラインにして欲しいです。華奢な顎にしたいんです。」と来院されます。
カウンセリングでは、患者さんは、「口腔外科の先生に、そういう手術も合わせてやって欲しいと頼んだけど、それは美容の手術だからと断られました。」と聞かされたことは何度もあります。
口腔外科の先生が断るのは美容は保険が使えないし、混合診療も認められていませんから理解できます。また下顎枝矢状分割手術は行う先生にとっても大変な手術で、顎のVライン骨切り術を合わせて行う余裕もないと思います。
しかし患者さんからすれば一度で顎の手術は完結したいでしょね。
ここは残念です
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↓書き足りないところを丁寧に説明しました。
医師給与は社会貢献度に反比例で入試に歪み

>その分費用が高くなるなら
混合診療(保険と自費診療の併用)が認められれば良いのですが。 最初に、下顎枝矢状分割手術のために全身麻酔を掛けられて下顎骨の骨膜を剥がして骨を露出しているのに「デカイ顎骨自体は削れず」、後日、美容外科でまた全身麻酔を掛けられて、下顎骨の骨膜を剥がして骨を露出しては、今度こそ「デカイ顎骨を削る」とういうのは患者さんの立場からすれば、2度手間のナンセンスです。 混合診療解禁は少々役人に嘆願しても認められそうにありませんから、今後も、患者さんの上記2度手間負担は続きそうです。 それで最初の投稿時に「残念です」と書きました。
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↑共感した,なるほど,が比率的にグッと増えました。
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医師給与は社会貢献度に反比例で入試に歪み
f*****様
>治療のついでに美容整形もって、やはり違和感がありますね。
一般の人が美容整形に漠然と反感を覚えるのは理解できます。
ですが末端肥大症で顎が下顎前突になり且つ顎が長く大きい女性にとって、咀嚼機能の再建手術での整容改善だけでなく、さらに長く大きい顎を小さくしたいという気持ちは、本人の診察時の訴えを聞けば心情的に理解できますよ。

>重複する行程は保険でってなる訳ですよね?
仮に混合診療が認められるようになったら、重複する行程は保険で半分、自費で半分の負担が良いですね。そうじゃないと健康保険料を払う側が納得できません。
とにかく混合診療が解禁されたら2回手術を1回で済ますことも可能になり、患者さんのトータルの費用負担は少なくなります。

>治療の必要のない方からすれば全て自費なのにってなるんじゃないんですか?
現行の健康保険法では、そのようになります。だから辛いのです。
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↑母集団が少なくはありますが、25人中に7人が「うーん」ですから、ヤフコメ民には、美容に厳しい考えの人が多く居るんだと思います。