ヒアルロン酸注入で鼻先をツンと出せるのは医師の技量より患者さんの皮膚の柔らかさ

先日、来院した若い患者さんから、医師の巧みの技で鼻先をヒアルロン酸注入だけで軟骨移植したようにツンと上げたというビフォー・アフターの写真を見せられてました。実はこのような人は当院通院の人にも少数ですがいます。

これが可能な人は手術歴がなく鼻先の皮膚が普通の人より明らかに薄めで柔らかい人です。医師の技量の余地は少ないです。それに対して鼻の皮膚が厚くて硬い人には私も最初から鼻先にヒアルロン酸注入は「止めた方が良いです。」もしくは「ほんのちょっとだけにして下さい。」と言っています。
日本美容外科学会に出ても多くの医師は鼻先へのヒアルロン酸注入は推奨しません。そしてレディエッセとなれば「止めた方が良いです。」となっています。レディエッセの場合少し入れたつもりでも意外に内圧が高まって皮膚色が悪くなった場合、分解注射がありませんから、鼻孔内から2mmほど切開してレディエッセを出すしかなくお互い苦労するものです。
今はインターネットで色んな画像が出回っていますが、ご自分にも容易に当てはまるものではないケースは多いと思って下さい。

さて、昨日SNSに投稿したら「いいね」が300以上つきました。私が研究のために籍を置いては通っていた東京女子医科大学医学部のことです。この名門大学も今は「やばい」状態なのでOBの反対はあるでしょうが、歩いて行けるし共同研究棟もある早稲田大学と合併して早稲田大学医学部になるのが私は賢明と思います。
(画像クリックで拡大します)

追記:投稿は字数制限があって書けませんでしたが、東京女子医大の6年間の学費は、岩本理事長になったから大幅UPし46,214,000円 (私学31校中31位)になりました。そして入学時に記載された支払い予定の学費が更に上がるかもしれないとの文書が学生やその父兄に配られていました。これって契約の概念を踏みにじる社会通念上は通らない通知です。私は教授が学会長をする令和3年まで在籍したかったのですが、私の在籍料まで大幅UPしたので教授と話して令和2年中に除籍、令和3年は女子医大に在籍していないのに教授主催の学会に賛助しました。