二重の初整形に埋没法でなく小切開(3mm×3の部分切開)

私が27~28才の頃(昭和63年)に勤務先の大学医局には内緒で週1回美容外科に勤務していた時、そこの院長は切開二重もお上手な方でしたが、「女の子が嫁に行く前、見える部分に傷を残すは避けたい。」と言っては独身女性には、ほぼ全員を埋没法を行っていました(希望が平行型でも実現可能な末広型の方を薦めたりしてでした)。それは理解できたことです。あの頃は整形しているのがバレたら居場所がなくなるなんて時代でしたから。

あれから35年、今は傷が目立たなければ独身女性も見える部分の切開手術をどんどん受けているようになっています。私自身もタレ目形成(グラマラスライン形成)は、もう皮膚を切開しない瞼の裏からだけの手術なんて行いません(結果が良くないですから)。

ただ二重に関して、「丸っきり白人のような目を目指すなら全切開!」これは分かります。問題は「とりあえず埋没法でも希望の二重はできます。でも1年経たないうちにラインが薄くなって消えていくかな?」という時にどうするかです。

この時に、小切開(3mm×3の部分切開)が非常に有効なのです。断言までは出来ませんが、普通の日本人の二重幅ならば、ラインは何年も維持できると思って良いです。
腫れは2~3週間は目立ちますが、アイメイクをしっかり行えば、ギリギリ2週間で社会復帰できます。夜職で本当にメイクが濃いと10日がダウンタイムと言ってくれた人も多くいます(しかし逆にお化粧を殆どしないような人はダウンタイム1か月以上とも言われます)。傷は3~4か月を過ぎれば、すっぴんでも殆ど分かりません。ご自身でよ~く見ればやっと分る程度まで落ち着きます。

メリットの多い小切開ですが、それほど普及せずに「埋没法か、そうでなければ全切開」の2択しか考えていない医師が多いのは、小切開が黒目の上の1㎝切開という風に聞いて『それじゃ、目頭と目尻側のラインが浅くなって二重のラインの折れ込みが不均一!』ということで敬遠しているからということが多いためと思います。私が平成元年9月から週1回通わせて頂いた美容外科の院長は、今書いた理由で「埋没法か全切開の2択」と言われていました。

瞼にデザインしたライン上に小切開を3か所または2か所で行い、切開していない部分はマイクロ摂子を斜めに入れては皮下での操作を上手くすれば良いのです。ですが美容手術は鼻も輪郭も豊胸も脂肪吸引等もと、メニューは多いですから、多忙な先生方は小切開のことを色々考える暇がないのだと思います。
【雑感「先日、ローソンに行ったら・・・(画像clickで拡大)

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