小切開(部分切開) ⑧(その手術適応)
私は埋没法の傷の残らない良さと、全切開のラインが取れない(取れ難い)良さを合わせ持つ手術として、今の小切開をやるようになりました。しかし、実際は埋没法と違いよくよく見れば傷が残っていますし、多数の症例の中にはラインが薄くなった人もいて、完璧に良いとこ取りというには至りません。
しかし、ほとんど分からないレベルまで落ち着く傷と、全切開に準じるラインの取れ難さということで、この手術の存在意義はあると思っています。
つまり適応は、目立つ傷は嫌で、ラインが取れるのも嫌、そして切り取る程のタルミがなく、自然な変化(≠激変)を望む人が手術適応です。